プログラム
カンボジアの人々は30年以上に渡って貧困の時代を生き抜いています。その間、5つもの政府がそれぞれ支配してきました。それは戦争や虐殺、弾圧、暴力、不信、売春等、暗い背景に満ちた時代でした。最低生活水準レベルで生活し、収入は稲作や非木材製品の生産といった、小規模で不安定な仕事に頼っています。収入がほとんど得られないために、カンボジアの多くの子ども達は、家庭の手伝いを強いられています。その結果、学校へ通えず、勉強することができないのです。十分に教育を受けられずに大人なっても、良い仕事に就けず、またそれが貧困の原因となってしまいます。彼らは生きることだけで精一杯なのです。
EPSはこういった問題を解決するために、主に2つのプログラムを提供します。 |
■奨学プログラムEPS基金の主な目的は、Siem Reap Provinceに住んでいる恵まれない子ども達に教育の機会を与えることです。
Siem Reapの多くの子ども達は小学校にすら通えなかったり、14~15歳で学校を辞めてりしてしまいます。家庭が貧しいために、家族の手伝いをしなければならないのです。 EPSはいくつかの村やコミューンを訪れました。そこで両親のいない子ども達や、母子家庭、またはかなりの大家族(6~10人兄弟)に出会いました。こういった家庭では子ども達を学校に通わせる余裕はありません。 EPSは「奨学プログラム」を彼らに提供し、子ども達が高校(Grade9)を卒業するまでサポートし、この問題を解決していきます。 |
■多種農業プログラム・多種農業プログラム プログラムのページ続き
Siem Reap内でも、特に地方では多くの家庭が貧困に苦しんでいます。彼らのうちほとんどが一日一ドル以下で生活しているという現状があります。 雨季には、稲作ができますが、乾季は安定した仕事はありません。お金を得るために、バスケットを作って売ったり、家を離れて出稼ぎに行ったりする人もいます。彼らの収入が少なく、安定しないのはこのためです。これらの家庭はこの状況を打破する術を知りません。小学校でさえ卒業していない人がほとんどだからです。 EPSはこういった家庭に「多種農業プログラム」を実施することで、この問題の解決を目指します。このプログラムでは、貧しい家庭に小さくても安定したビジネス(野菜、卵、魚などの販売)を与え、自立させることを目標としています。 このプログラムはデンマークの外務省公認の組織であるDanidaと連携して実施しています。 |
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